MetaMask(メタマスク)の作り方・初期設定完全ガイド【2026年版】
NFTを触りたいけど、MetaMaskってどうやって作るの?
シークレットリカバリーフレーズって何?なぜそんなに大事なの?
PolygonなどのネットワークをMetaMaskに追加するにはどうすればいい?
Web3の入口として、MetaMask(メタマスク)は避けて通れないツールです。OpenSeaでNFTを購入・出品するにも、DeFiサービスを使うにも、MetaMaskのウォレットアドレスが必要になります。
この記事では、PC(ブラウザ拡張機能)とスマホアプリ(iOS・Android)それぞれのインストールから初期設定まで、初心者向けに順を追って解説します。あわせて、最重要ポイントであるシークレットリカバリーフレーズの安全な管理方法と、PolygonなどのL2ネットワーク追加手順も紹介します。
最終更新日:2026年6月21日(暗号資産・NFTの制度・税制や、各サービスのUI・手数料は変化します。本記事は随時見直します)
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この記事の対象読者と、慎重になってほしい方
この記事は暗号資産・NFTの初心者向けです。一方で、未成年(国内取引所の口座開設は原則18歳以上)、生活資金に余裕のない方・損失に耐えられない方、ご高齢で複雑なリスクの把握が難しい方は、無理に進める必要はありません。
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MetaMaskとは:自分だけの鍵を持つ「自己管理型ウォレット」
MetaMaskってどんなものなのか、取引所のウォレットと何が違うの?
MetaMaskは「自分でカギを管理する」タイプのウォレットです。取引所のウォレットは取引所が管理していますが、MetaMaskは自分自身がすべての責任を持ちます。それだけ自由度が高い一方、鍵を失うと誰も助けられません
MetaMask(メタマスク)は、Ethereum(イーサリアム)をはじめとするEVM対応ブロックチェーン上の暗号資産・NFTを管理できる非カストディアル型(自己管理型)ウォレットです。
- ブラウザ拡張機能版(Chrome・Firefox・Brave・Edge対応)
- スマートフォンアプリ版(iOS・Android対応)
の2種類があり、2026年時点で世界1億人以上が利用しています。
MetaMaskが必要になる主な場面:
- OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスでの購入・出品
- Uniswapなど分散型取引所(DeFi)の利用
- 取引所からNFT購入用のETHを引き出す
- Polygonなど他のブロックチェーンのサービスを使う
MetaMaskは「秘密のカギ(シークレットリカバリーフレーズ)」をあなた自身が管理するウォレット。カギを失えば資産も失います
なお、国内の暗号資産取引所(bitFlyer・Coincheck・bitbankなど)のウォレットとは別物です。取引所でETHを購入してからMetaMaskに送金する、という流れが基本の使い方です。
取引所での暗号資産の始め方は「仮想通貨の始め方ガイド」をあわせてご覧ください。
PC版のインストールと初期設定手順
PC版とスマホ版はどちらを使うべきですか?
セキュリティ面では、画面が大きく確認しやすいPC版をメインにするのが一般的です。ただしどちらを使うかは用途や好みで選んでください。スマホ版は手順が少し異なります
手順1:公式サイトから拡張機能をインストールする
MetaMaskの拡張機能は、必ずMetaMask公式サイト(metamask.io)からアクセスしてインストールしてください。
- metamask.io/download にアクセス
- 使用しているブラウザ(Chrome・Firefox・Brave・Edgeのいずれか)の「インストール」ボタンをクリック
- ブラウザのWebストアが開くので「Chromeに追加」(Chromeの場合)をクリック
- 「拡張機能を追加」の確認画面が出たら承認する
- インストール完了後、ブラウザ右上のジグソーパズルアイコン(拡張機能メニュー)をクリックし、MetaMaskを固定表示する
MetaMaskは必ず公式サイト(metamask.io)経由でインストール。検索広告や非公式リンクからのインストールは偽物のリスクがあります
最新の手順や対応ブラウザはMetaMask公式ヘルプセンターでご確認ください。
手順2:新しいウォレットを作成する
- MetaMaskアイコンをクリックして起動する
- 「ウォレットを作成」を選ぶ(既存ウォレットを引き継ぐ場合は「ウォレットをインポート」)
- 利用規約を確認して「同意します」をクリック
- パスワードを設定する(8文字以上推奨。パスワードマネージャーでの管理を推奨)
UIは更新されることがあります。表示が異なる場合はMetaMask公式ヘルプセンターで最新手順をご確認ください。
手順3:シークレットリカバリーフレーズを保存する(最重要)
パスワード設定後、12個の英単語からなるシークレットリカバリーフレーズが表示されます。
このフレーズは、MetaMask公式が「ウォレットのマスターキー」と呼ぶもので、順番ごと正確に保管する必要があります。
安全な保管方法:
- 紙に手書きして、金庫や鍵のかかる場所に保管する
- 複数箇所に分散して保管する(例:自宅と職場)
- 金属プレートへの刻印(水や火災に強い)も有効とされています
絶対にしてはいけない保管方法:
- スマートフォンで写真を撮る(クラウド自動同期のリスク)
- GoogleドライブやiCloudなどのクラウドストレージに保存する
- メールやチャットで送る
- 他の人に見せる・教える
フレーズを正確に保存したら、次の画面で各単語を順番通りに選択・入力して確認します。これでウォレット作成完了です。
スマホアプリ版のインストールと初期設定
スマホ版も基本的な流れはPC版と同様ですが、インストール場所が異なります。
ここ、難しそうでちょっと不安です…
大丈夫です。要点だけ押さえれば、実はカンタンですよ。
インストール方法
- iOS(iPhone):App Storeで「MetaMask」を検索し、正規アプリをインストール
- Android:Google Playストアで「MetaMask」を検索し、ダウンロード数が多い正規アプリをインストール
スマホアプリも必ず公式ストアから入手する。サードパーティのAPKファイルや非公式リンクからのインストールは詐欺リスクがあります
ウォレット作成の流れ
- アプリを起動し「新規ウォレットを作成」を選択
- パスワードを設定する
- シークレットリカバリーフレーズ(12単語)を安全な場所にメモする
- フレーズの確認入力を行い完了
スマホ版もシークレットリカバリーフレーズの管理方法はPC版と同様で、スクリーンショットの撮影は避けてください(クラウド同期で漏洩するリスクがあります)。
シークレットリカバリーフレーズの厳重管理と詐欺対策
シークレットリカバリーフレーズを聞いてくる人が怖いのですが、誰かに相談するときに教えなければいけませんか?
絶対に教えてはいけません。MetaMaskサポート・運営を名乗る人でも同様です。正規のMetaMaskスタッフは、いかなる理由があってもシークレットリカバリーフレーズを聞きません
MetaMaskの取り扱いで最も重要なのが、シークレットリカバリーフレーズ(SRP)の管理です。
SRPとは何か
- ウォレット作成時に生成される12個の英単語
- この12単語があれば、新しいデバイスでも完全に同じウォレットを復元できる
- 言い換えると「SRPを持つ者がウォレットを支配する」
絶対に入力・開示してはいけない場面
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| TwitterやX・Discord・TelegramでDMが来て入力を求められる | 詐欺確定。無視してブロック |
| 「MetaMaskサポート」を名乗る人が聞いてくる | MetaMask公式は絶対に聞かない。詐欺 |
| ウェブサイトのフォームに入力を求められる | そのサイトが本物かどうかURLを確認。不審なら入力しない |
| 「ウォレットの認証」「エラー修正」などを名目に要求される | すべて詐欺の手口 |
「シークレットリカバリーフレーズを入力してください」という要求は、相手が誰であれすべて詐欺と疑う
NFT・暗号資産の詐欺手口の詳細は「NFT詐欺対策ガイド」もあわせてご確認ください。
ネットワーク追加の考え方(Polygon・BNB Chainなど)
NFTを安く購入するためにPolygonを使いたいのですが、MetaMaskにどう追加するの?
MetaMaskはデフォルトでEthereumメインネットに接続されていますが、Polygonなど他のネットワークを手動で追加できます。無料で使えるChainlistというサービスを使うと手間が省けます
MetaMaskのデフォルト接続先はEthereum Mainnetですが、Polygon(ポリゴン)やBNB Chain、Arbitrumなど他のネットワーク(チェーン)を追加できます。
OpenSeaのPolygon出品やPolygonブリッジを利用する場合は、Polygonネットワークの追加が必要です。
Chainlistを使った簡単なネットワーク追加(推奨)
手動入力よりChainlist(chainlist.org)を使う方法が、入力ミスが少なくおすすめです。
- chainlist.org にアクセス
- 検索窓に「Polygon」など追加したいネットワーク名を入力
- 「Connect Wallet」でMetaMaskを接続する
- 該当ネットワークの「Add to MetaMask」をクリック
- MetaMaskの承認ポップアップで「承認」を選択
主要ネットワークの参考設定値
手動入力する場合の参考です(変更される可能性があるため最新は各公式をご確認ください)。
| ネットワーク | チェーンID | 主な用途 |
|---|---|---|
| Ethereum Mainnet | 1 | ETH送受金、NFT売買の主要チェーン |
| Polygon | 137 | ガス代が安い。OpenSeaやゲームで利用 |
| BNB Chain | 56 | BinanceのチェーンでDeFiが活発 |
| Arbitrum | 42161 | EthereumのL2。ガス代を大幅削減 |
ネットワーク情報(RPC URLなど)は変更される場合があります。最新はMetaMask公式ヘルプやChainlistでご確認ください。
MetaMaskにETHを送金する方法
MetaMaskウォレットを作成しただけでは中身は空です。NFTを購入するには、取引所で購入したETHをMetaMaskのウォレットアドレスに送金する必要があります。
ここまで読んだら、なんだかできそうな気がしてきました!
その意気です。あとは小さな一歩から。応援しています!
それぞれの取引所ごとの送金手順は以下をご参照ください。
- Coincheckをお使いの方:CoincheckからMetaMaskへの送金方法
- bitFlyerをお使いの方:bitFlyerからMetaMaskへの送金方法
- bitbankをお使いの方:bitbankからMetaMaskへの送金方法
MetaMask よくある質問(FAQ)
Q1. MetaMaskのアカウントを削除してしまった。資産は消えた?
A. シークレットリカバリーフレーズ(12単語)を保管していれば、再インストール後に「ウォレットをインポート」でそのまま復元できます。 SRPはウォレットの実体であり、アプリを削除してもブロックチェーン上の資産は消えていません。SRPを失っていた場合は、MetaMaskも含め誰も復元できません。
Q2. パスワードを忘れた。ウォレットにアクセスできない。
A. シークレットリカバリーフレーズがあれば、「ウォレットをインポート」から新しいパスワードで復元できます。 パスワードはローカル(端末内)に保存されているだけなので、SRPで再設定が可能です。SRPも忘れた場合は復元できません。
Q3. MetaMaskは無料で使える?
A. アプリ自体は無料です。 ただし、ブロックチェーン上の操作(ETHの送金・NFTの購入・DeFi操作など)には「ガス代(Gas Fee)」と呼ばれるネットワーク手数料がかかります。金額は混雑状況によって変動します。
Q4. スマホとPCで同じウォレットを使えますか?
A. 使えます。 インストール後のセットアップで「ウォレットをインポート」を選び、同じシークレットリカバリーフレーズを入力すれば、PC・スマホ共通のウォレットとして使えます。
Q5. MetaMaskはどのコインに対応していますか?
A. MetaMaskはEVM(Ethereum Virtual Machine)対応のブロックチェーンのトークンに幅広く対応しています。 ETH・ERC-20トークン・ERC-721/1155のNFTをはじめ、Polygon・Arbitrum・BNB Chainなどの追加ネットワーク上のトークンも管理できます。2025年のアップデート(Extension v13.5・Mobile v7.57)でSolana(SOL・SPLトークン)への正式対応が追加され、マルチチェーン構造でEVMとSolanaのアドレスを同一アカウントで管理できるようになっています(最新の対応状況はMetaMask公式でご確認ください)。
Q6. MetaMaskに送金したETHが届かない。どうしたら良い?
A. まずブロックチェーンエクスプローラー(Etherscan)でトランザクションの状態を確認してください。 ETHの送金にはネットワークの承認に数分〜数十分かかることがあります。取引所側のアドレス入力ミスや、送金先ネットワーク(Ethereum/Polygonなど)の誤りが原因のことも多いです。送金前に少額でテスト送金することを推奨します。
Q7. シークレットリカバリーフレーズを誰かに見られてしまった。どうすれば?
A. 速やかに新しいMetaMaskウォレットを作成し、資産を移動してください。 SRPが漏洩したウォレットは、相手にいつでも操作される危険があります。新しいウォレットにNFTやETHを移してから、旧ウォレットは使用停止にしてください。
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【免責事項】本記事の情報は執筆時点(2026年6月)のものです。MetaMaskのUI・機能・対応ネットワーク、暗号資産関連の法規制は変更される場合があります。最新情報は必ずMetaMask公式サイト(metamask.io)および各公式情報でご確認ください。暗号資産の取引はリスクを伴います。投資は自己責任でお願いします。


